[多年生木本植物の電磁界および低温プラズマによる種子処理に対する応答] med./bio.

Response of perennial woody plants to seed treatment by electromagnetic field and low-temperature plasma

掲載誌: Bioelectromagnetics 2016; 37 (8): 536-548

この研究は、2種類の多年生木本植物(ツツジ属のRhododendron smirnowii Trautv.およびクワ属のMorus nigra L.)の種子に、無線周波電磁界(5.28 MHz)および低温プラズマの短時間(2-15分間)処理を行い、発芽指標および形態的測定により影響を評価した(JEIC注:処理パラメータはアブストラクトに不記載)。その結果、電磁界処理はツツジ種子の発芽刺激した(発芽率の70%上昇)が、クワ種子の発芽を24%低下させた;低温プラズマ処理はツツジの発芽を低下させ、クワの発芽を上昇させた;処理による発芽の変化は、種子休眠の状態に依存的であった;長期観察によれば、処理の影響は1年以上維持され、発芽への負の影響が、時間経過で植物体の形態特性への正の影響となった、と報告している。

ばく露