この研究は、ドイツのBamberg市およびHallstad市において、長期間(2006-2015年)の樹木モニタリング調査(観察と写真撮影)、2015年の無線周波電磁界(RF)測定調査(両市の多角形エリア内の144地点、地上1.5m)を実施し、樹木損傷とRFばく露との関連を調べた。RFばく露については、144地点の測定値からの補間法により両市の多角形エリアでの電力密度マップが作成された(著者の記述による)。樹木については、損傷の見られた樹木60本、無作為抽出された樹木30本、低ばく露エリア(基地局アンテナが視野内になく、電力密度が50μW/m2を下回るエリアと定義)の樹木30本の合計120本を分析対象とした(JEIC注:調査の設計手順が不明である)。その結果として、携帯電話アンテナに面した樹木表面(ばく露面)とその反対側の表面で損傷に有意差が見られた;低ばく露エリアの30本には損傷は見られなかった、等々の所見を報告している。
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