スウェーデン放射線安全庁(SSM)の「電磁界と健康リスクについての最近の研究 電磁界に関する科学評議会からの第11次報告である。今回の報告は、2014年10月から2015年9月までに公表された、異なる周波数範囲(定常、低周波、中間周波、無線周波電磁界)の電磁界についての各種の研究(生物学的研究、ヒト研究及び疫学研究)をレビュー対象とした。また今回の報告では、SSMとその前身である放射線防護庁(SSI)の科学評議会による13年間のモニタを通じて、電磁界と健康リスクについての証拠がどのように変遷してきたかについても概観した。その結論は、「SSI/SSMが科学評議会による電磁界についての研究をモニタし始めてから13年間に、多くの研究が実施され、全体としては、異なる周波数の電界、磁界または電磁界へのばく露から生じると疑われていた幾つかの健康への悪影響はないということがより明確になってきた。しかし、一部の疑問には満足できる回答がなされていないため、更なる研究が必要である。研究のデザインが常に適切とは限らず、有用ではない結果につながり得ることが懸念される。科学的研究を定期的に批判的にレビューするは重要であり、SSMの科学評議会は、このトピックについての文献のモニタと報告を継続する」ということである。
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