この研究は、超低周波磁界ばく露のイン・ビボ実験でマウスやラットの体内に誘導される電界と小児に誘導される電界との相対関係を検討した。ヒト小児とげっ歯類の相対的なドース比のマッピング方法(4種類提案)およびICNIRPの体積平均化のガイドライン(2010)に基づき、小児とげっ歯類の全身および局所組織における誘導電界の最大値および中央値を比較した。その結果、10歳以下の小児での外部磁界1T当たりの誘導電界の中央値は5.9-8.5V/m、最大値は(ほとんどは皮膚に生じる)48-228V/mである;これと同等の誘導電界をげっ歯類で達成するためには、外部磁界をラットで4.0倍、マウスで7.4倍に大きくしなければならない;一方、小児とげっ歯類の誘導電界ドース比は1に近いため、イン・ビボ実験データを疫学研究の小児ばく露データと定量的に比較するためにはドース比を用いることが可能である、と報告している。
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