この研究は、7 T磁気共鳴画像法(MRI)への反復ばく露した人から採取した末梢血リンパ球でのDNA二重鎖切断(DSBs)および小核(MN)の出現頻度を調べた。過去1年間X線検査を受けていない、喫煙・飲酒歴なしなど、いくつかの条件を満たす男性被験者(n=22)のうち半数(n=11:平均年齢34±7歳)は7Tあるいは3TのMRI関連作業者として、スキャナ周辺で反復ばく露を日常的に体験していた。残りの半数(n=11:平均年齢33±9歳)はMRIへのばく露の経験がない対照群とした。その結果、γH2AX foci/細胞の基本レベルおよびMN出現頻度の平均値には、反復ばく露群と対照群で有意差がなかった;追加的に、採取した細胞へイン・ビトロで7T MRIばく露を与えたが、ばく露から1、20、72時間後のMN 頻度およびγH2AX fociへの有意な影響は見られなかった、と報告している。
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