この論文は、非電離放射の電磁界(EMF-NIR)へのばく露と小児期および思春期の健康との関連性の分析を妨げている主な要因であるばく露評価の困難さの克服を目的として、前向きコホート研究(INMA調査)において、調査参加者(7-18歳)のEMF-NIRばく露特性記述のために採用された方法論を説明している。間接的方法(発生源への接近度、発生源の使用に関する質問票、地理空間的伝搬モデル)および直接的方法(スポット測定、定点での長期測定、個人ばく露計での測定)によりそれぞれの参加者のばく露レベルを評価した。これらの評価方法による結果の特徴を理解し、組み合わせることで、多様な地域での多様な発生源による個々の参加者のEMF-NIRばく露がより的確に表わせる可能性;そのことにより、INMA調査の目的であるEMF-NIRを含む多様な環境因子と小児期および思春期の健康問題の複雑な関連性の解明が可能になることを述べている。
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