この研究は、ヒト血小板懸濁液に、液晶ディスプレイ(LCD)モニタの電磁界を模擬したばく露装置を用いて電磁界ばく露を行い(周波数1kHz;電界強度150V/mまたは220V/m;ばく露時間30分または60分)、ばく露終了後に酸素代謝に係わるいくつかのパラメータをばく露群と無ばく露対照群とで比較した。測定したのは、活性酸素種(ROS)濃度、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD-1)およびカタラーゼ(CAT)の活性、マロンジアルデヒド(MDA)濃度である。その結果、ばく露群でROS濃度上昇が見られ、220V/m、60分間ばく露の場合に最も上昇が大きかった;MDA濃度は、220V/m、30分間ばく露群で有意に上昇した;SOD-1活性の低下、CAT活性の変化も220V/m、60分間ばく露群で最も大きかった、と報告している。
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