[胎盤および臍帯血のレプチンプロモータのメチル化状態に対する妊娠期磁気共鳴イメージングの影響] med./bio.

Effects of Gestational Magnetic Resonance Imaging on Methylation Status of Leptin Promoter in the Placenta and Cord Blood

掲載誌: PLoS One 2016; 11 (1): e0147371

この研究は、妊娠期に磁気共鳴イメージング(MRI)を受けた胎盤および臍帯血のレプチンプロモータのDNAメチル化傾向を調べた。妊娠期に病院で医師の指示で母体または胎児のMRI検査を受けたばく露群(n=55;2011-2014年に1.5Tおよび3.0Tの臨床機種で通常のプロトコルで検査)と対照群(n=62;妊娠期のMRI検査無し。ばく露群と妊娠特性をマッチング)のそれぞれの出産直後に採取した胎盤および臍帯血について、さまざまな検査を行った。その結果、胎盤および臍帯血のレプチンのDNAメチル化レベルは、ばく露群および対照群での平均に差は無かった;磁界強度(1.5Tおよび3.0T)による差もなかった;その一方、妊娠15-20週でのばく露群では、妊娠20週以降のばく露群に比べ、臍帯血のレプチンのメチル化レベルが有意に低くかった、と報告している。

ばく露