[ヒト胎児肺線維芽細胞の増殖における直流磁界(1.5T)への繰り返しばく露の長時間効果] med./bio.

Long-term effects of repetitive exposure to a static magnetic field (1.5 T) on proliferation of human fetal lung fibroblasts

掲載誌: Magn Reson Med 1999; 41 (3): 464-468

<目的>直流磁界(1.5T)への繰り返し曝露によるヒト胎児線維芽細胞(HFL)の増殖への影響について検討する。 <方法>HFLを1回1時間、週に3回、3週間にわたって直流磁界(1.5T)曝露を行った。細胞は毎週2次培養した。細胞の増加量(PD)と累積量(COD)、コロニー形成量および細胞周期解析を毎週行った。3週間後、増殖速度を検討した。 <結果>3週間にわたって、PDとCPDそれぞれ、曝露群とコントロール群の間に有意差が見られなかった。コロニー形成活性、DNA合成細胞周期増殖速度も、磁界による影響は見られなかった。したがって、直流磁界への繰り返し曝露がHFL増殖に影響を与えるという証拠は見いだせなかった。

ばく露