[英国の臨床におけるMRI処置中の静的および時間変動する磁界への個人のばく露] tech./dosim.

この研究は、英国のイングランド、ウェールズおよびスコットランドの国民保健サービス拠点を横断する8箇所のMRI施設から無作為に選んだ98人の医療スタッフ（71％は放射線技師）のMRIの静磁界（SMF）および動きによる時間変動磁界（TVMF）への個人ばく露を測定した。参加者は勤務時間中、個人ばく露計を装着し、作業日誌をつけた。その結果、149個の測定値が得られた；SMFおよびTVMFのピーク値の幾何平均（GM）は、448mT（範囲20-2891）および1083mT/s （範囲9-12355）であった；SMFおよびTVMFの時間重み付けばく露は、GM=16mT（範囲5-64）およびGM=14mT/s（範囲9-105）、ばく露時間重み付けばく露は、GM=27mT（範囲11-89）およびGM=17mT/s（範囲9-124）で、MRI室から離れる時間の影響で相対的に低くなり、職種による違いはなかった；これらのデータは、先のオランダからの報告で、高値とされた英国医療スタッフのばく露レベルと異なっている、と報告している。