この研究は、運動選手によく見られる恥骨結合炎に対するパルス無線周波療法の効果を前向き、非無作為化、単一集団デザインで調べた。過去3ヵ月間の保存療法に抵抗性を示す慢性疼痛をもつ恥骨結合炎の患者(n=32)にパルス無線周波療法を実施した。経皮的に腸骨恥骨分岐部の上方と下方に挿入したカニューレを経由してアクティブ電極である10mmの針を刺入して、1200発の高周波パルス(振幅45V、パルス幅20ミリ秒、パルス間隔480ミリ秒)を与えた。処置後1、3、6、9ヵ月に、痛みの自己評価スコアでフォローアップ検査を実施した。その結果、多くの患者が処置後に痛みが軽減し、運動訓練および理学療法を開始できた;31人の患者において痛みスコアの低下が9ヵ月後まで持続した、と報告している。
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