[両側性の経頭蓋交流電流刺激による皮質の抑制および興奮] med. app.

Cortical inhibition and excitation by bilateral transcranial alternating current stimulation

掲載誌: Restor Neurol Neurosci 2015; 33 (2): 105-114

この研究は、両側の一次運動野経頭蓋交流電流刺激(tACS:20Hz)における皮質興奮性変化の電流密度依存性を調べた。一次運動野抑制および興奮効果を起こすために、ピーク-ピーク値で25μA/cm2および63μA/cm2の2つの電流密度を選び、それぞれの前後に約2.5%異なる3段階の電流密度値を用意して、これらによる刺激時の皮質興奮性変化を、経頭蓋磁気刺激による運動誘発電位MEP)により評価した。その結果、皮質興奮性は、電流密度に依存して有意に変化した;低電流密度はMEP振幅を減少させ(抑制)、高電流密度はMEP振幅を増加させた(興奮)、と報告している。

ばく露