<目的>1.5テスラー静磁界のマウスの精子形成と胚形成に及ぼす生物学的影響について検討した。 <方法>オスと妊娠メスマウスを30分間、1.5テスラー静磁界に曝露した。オスマウスの精子の影響は曝露後に、精巣中の精子数計測、精子の頭形状異常によって評価した。妊娠マウスは二胚よう期で磁界に曝露し、胞胚細胞への成熟の度合いを調べた。 <結果および結論>1.5テスラーの磁界の曝露は、曝露後16日目と29日目において精子数を統計的に15%減少させた。しかし精子頭形状異常はコントロール群よりもむしろ少なかった。また胞胚細胞までの成長できたものはコントロール群の約半数しかなかった。1.5テスラー磁界の30分間曝露はマウスにおける精子形成および胚形成にいくつかの有害な影響を及ぼすことを明らかにした。
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