この研究は、携帯電話基地局、携帯電話および他の発生源に関する無線周波電磁界(RF EMF)のリスク認知およびばく露認知について、この2種類の認知の相互関係を主課題として調査した。ポルトガルの市民838人からなるオンライン標本を用いた横断調査である。その結果、回答者の直観力によるばく露認知は、実際のばく露レベルと差があった;リスク認知およびばく露認知の間は強く相関した;あるかも知れない健康影響に関係するかも知れないと思われるばく露要因についての回答者の考えは妥当なものであった;ばく露特性(予測変数)とRF EMFリスク認知(従属変数)との回帰分析からみると、人々は自分の認知を形成するために単純なヒューリスティックス(発見的問題解決法)を用いるらしい(より大きく、より頻度が高く、より長く続くものがよりリスクが高く見える);ばく露知識の質は、 RF EMFリスク認知上昇のインジケータにはならない、と報告している。
838 Portuguese citizens took part in an online survey in 2013.
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