この研究は、被験者(n=30)に陽極tDCSおよび連合性ペア刺激(PAS)のプロトコルを1週間程度の間隔をおいた別の日に実施し、各プロトコル終了後の皮質興奮性および運動誘発電位(MEP)の変化を調べた。tDCSは1mAで13分間、PAS は末梢神経刺激の後25ミリ秒の間隔をおいて磁気パルスを与えるペア刺激を180ペア繰り返した。その結果、両プロトコルにおいて、皮質興奮性の有意な上昇が起きた;PASでは、tDCSに比べ、MEP反応が増加する可能性が示された;その一方、皮質内促通に関してはtDCSの応答性の方が高い可能性が示された;しかし、相当程度の人数の無反応者が観察された、と報告している。
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