この研究は、細菌の細胞膜の膜電位、表面電位、疎水性、呼吸活動、増殖に対するELF-EMF（50 Hz、1mT、2時間ばく露）の影響を調べた。実験に用いた細菌は、黄色ブドウ球菌（グラム陽性菌）と大腸菌（グラム陰性菌）である。その結果、どちらの細菌においても、ELF-EMFばく露により過分極、表面電位の変化などの生理化学的特性の変化が観察された；呼吸活動の増加も両方の細菌で見られた、と報告している。
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