この研究は、事前スクリーニングにより、従来式の脊髄刺激(SCS:60Hz/350μ秒)への反応性、および一週間試行された閾値以下の高密度(HD)脊髄刺激(1200Hz/200μ秒、振幅は錯感覚発生閾値の90%)での痛み軽減反応が確認された椎弓切除術後症候群の患者(n=15)を対象に、従来式SCSと閾値以下HDのSCSの痛み軽減効果を無作為クロスオ−バーデザインで比較する本試験(各条件での2週間セッションを4回)を実施した。その結果、閾値以下HDのSCSへの反応性が認められたのは15人中の4人であった;痛み自己評価尺度の平均は、従来式、閾値以下HD、擬似刺激でそれぞれ5.32点、2.29点、6.31点で、HDと擬似刺激には有意差があった;試験終了後、全員が閾値以下HD法の方を継続治療に選んだ;従来式SCSに随伴する錯感覚は痛み軽減に必要ではないことが示された、と報告している。
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