この研究は、マイクロ波により雄ラットに生殖障害が誘導されることを前提に、その影響に対するモリンダノニ(学名Morinda officinalis F. C. How)の水層および酢酸エチル層からの抽出物の保護効果を実験的に検討した。SD雄ラットは、対照群、マイクロ波ばく露群に分けられ、それぞれの群はノニの水性抽出物あるいは酢酸エチル抽出物の事前投与の有無によりさらに細分された。マイクロ波ばく露は、900MHz、電力密度218μm/cm2(原文のまま)で、1日24時間、10日間継続した。2週間後に生殖能力を検査した結果、水性抽出物を事前投与したマイクロ波ばく露群では、無投与のマイクロ波ばく露群に比べ、種々の生殖能力パラメータが高かった;酢酸エチル抽出物では、そのような保護効果は見られなかった、と報告している。
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