[認知障害の治療における革新的介入としてのエミシンメトリック両側刺激法はアルツハイマー病および軽度認知障害の認知機能を改善する:オープンラベル試験] med. app.

An innovative intervention for the treatment of cognitive impairment-Emisymmetric bilateral stimulation improves cognitive functions in Alzheimer's disease and mild cognitive impairment: an open-label study

掲載誌: Neuropsychiatr Dis Treat 2015; 11: 2391-2404

この研究は、電磁界EMF)による脳刺激法として、エミシンメトリック両側刺激法(EBS:100 nW/cm2程度の低レベルの雑音様EMFを用いる。rTMSまたはtDCSとは、電力密度の他に広帯域周波数、波形パルス幅の点でも異なるという)を認知機能が低下した患者(n=14:軽度御認知障害6人、アルツハイマー病8人)に適用して、機能改善効果を調べた。大脳皮質および耳介の特定部位に週3回のEBS処置を5週間継続し、ベースライン、2週間目および5週間目に神経心理学的評価を実施した。その結果、5週間のEBS処置後に、全ての神経認知評価項目で有意な改善が観察された;このような改善は軽度御認知障害群とアルツハイマー病群のいずれでも確認された:制御された臨床試験を今後行う価値がある、と報告している。

ばく露