この研究は、電界紡糸（エレクトロスピニング）によりポリカプロラクトン（PCL：生物分解性の熱可塑性ポリマー）製ナノファイバを作成し、PCLナノファイバ上のPC12細胞に電気刺激を与えて、神経細胞への分化を走査型電子顕微鏡および蛍光顕微鏡で評価した。PCLナノファイバはカーボンナノチューブ（CNTs）を含むものと含まないものを作成し、実験に用いた。その結果、CNTs含有PCLナノファイバ構造は電界中でのPC12細胞の神経細胞への分化を効果的に誘導することが示されたと報告している。
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