この研究は、反対側および同側の皮質延髄投射経路の興奮性をナビゲーションガイド付き経頭蓋磁気刺激(nTMS)および経頭蓋電気刺激(TES)を用いて調べた。健康な被験者(n=11)ではnTMSにより、両脳半球における喉頭筋の一次運動野(M1)がマッピングされ、かつ右側輪状甲状筋からの皮質延髄路運動誘発電位(CoMEPs)が記録された。左頭蓋骨切除術中の患者(n=15)ではTESにより、両側の輪状甲状筋からのCoMEPsが記録された。その結果、健康な被験者でのnTMSおよび開頭術中の患者でのTESのいずれによっても、輪状甲状筋からの CoMEPsの振幅は反対側経路の方が同側経路より有意に大きかった;したがって喉頭筋への皮質延髄投射経路は、反対惻優位ながら両側性であることが確認された、と報告している。
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