この研究は、石英ガラス中のマイクロ流路(D=800μm、長さ20mm)の5つ断面において、各断面の流路外周に8層16個のプラチナ電極を埋め込んだ実験装置をフォトリソグラフィ法で作成した。電極の組合せにより、3次元のセンシングを可能とした(断面内2次元(X、Y)およびどの断面かによる次元(Z))。このような積層電極内装型マイクロ流路にさまざまな体積濃度の細胞懸濁液を流し、さまざまな電極の組合せ(すなわちさまざまな電界分布)における誘電特性をインピーダンス分光法で測定した。また、さまざまな細胞濃度での誘電緩和、緩和周波数を理論的に検討した。このような細胞の誘電特性に基づき、最終的に1つの断面内での細胞濃度分布が決定され、流路に沿ったZ方向の濃度分布も可視化された、と報告している。
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