[一臨床例における乳がん治療のための電極針配置のモデル化] med. app.

Modeling the positioning of single needle electrodes for the treatment of breast cancer in a clinical case

著者: Denzi A, Strigari L, Di Filippo F, Botti C, Di Filippo S, Perracchio L, Ronchetti M, Cadossi R, Liberti M
掲載誌: Biomed Eng Online 2015; 14: S1-1-S1-14
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この研究は、乳がん治療への電気化学療法（ECT）の適用可能性を検討するために、ECTを実施した一臨床例において、その治療結果と患部の電界分布の3Dモデル計算値を比較検討した。その結果、臨床例の治療結果はECT治療の有効性の低さを示した；低導電性組織内に位置する乳がんの単純数値モデルにおいて、配置した5つの電極により腫瘍内に誘導される電界が低いことが示され、これが治療効果の低さの原因と推定された；一方、電界が可逆的電気穿孔閾値（E>400V/cm）より高いと計算された部位は、臨床結果で壊死が確認された部位と一致した､と報告している。

ばく露