この研究は、非熱的レベルの無線周波電磁界(RF:1457MHz)を大脳皮質の標的部位に局所ばく露した場合、幼若ラットおよび若年ラットにおいて、炎症関連の微小循環パラメータに変化が見られるか否かを実験で調べた。大脳皮質の局所に50分間のRFばく露を行い(標的部位でのSAR値2.0 W/kg)、それと同時に脳軟膜の細静脈パラメータの変動をイン・ビボで直接測定した。その結果、血流動態、血漿の流速、管径には、幼若ラットおよび若年ラットのどちらの実験でも、ばく露群と擬似ばく露群の間に有意差が見られなかった;どの微小血管においても、RFばく露に関連した内皮細胞への白血球接着増加は認められなかった、と報告している。
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