この研究は、3Tの機能的磁気共鳴画像法(fMRI)と脳電図(EEG)の同時使用の安全性を、ファントムおよびボランティアによる実験で検討した。位置決め装置、fMRIシーケンスについてのみ、同時使用でのEEG装置の安全性が製造業者により確保されている。この論文では、臨床的に必要なその他のシーケンス下で、ファントムおよびボランティアが装着した種々のサイズのEEGキャップの電極に生じる温度上昇を測定した。実験したシーケンスは、グラジェントエコーによるエコープラナー法、T2強調ターボスピンエコー法(T2-TSE)、静磁界不均一補正のためのスピンエコー・マルチエコー法など5種である。その結果、電極の温度はIEC 60601-1基準に定める限度値(43℃)を上回ることはなく、EEG-fMRIプロトコルの安全性が示された、と報告している。
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