研究のタイプ: リスクコミュニケーション/リスク認知の研究 (実際的研究)

[無線周波電磁界発生源のリスク認知および受け入れの重要指標としてのばく露認知] risk

Exposure Perception as a Key Indicator of Risk Perception and Acceptance of Sources of Radio Frequency Electromagnetic Fields

掲載誌: J Environ Public Health 2015: 198272

この研究は、欧州6ヵ国で実施されたオンライン質問調査(参加者2454人)で、主要な2つの課題、「無線周波電磁界RF EMF)のばく露認知(認識、道徳、快不快の感情の要素で構成される)が、RF EMFのリスク認知にどのように影響するか」、「RF EMFばく露低減により、携帯電話基地局の展開の受け入れが改善されるか」を分析した。その結果、RF EMFのリスク認知の主な決定要素は、認識に基づくばく露認知であった;そのばく露認知は、同時にばく露強度への敏感さであったので、これがばく露低減による基地局受け入れの改善のきっかけを示していると考えられた;さらに言えば、リスク認知の高い人は、ばく露低減に最も敏感であった;仮想的テストでばく露を70%低減した場合、離隔距離の要求は2000mから1000mに短縮された、と報告している。

リスク認知

影響評価項目

ばく露

調査対象集団

2454 residents of Germany, France, Spain, Portugal, Romania, Serbia and UK participated in the survey in 2014.