この研究は、急性リンパ芽球性白血病(ALL)と新規に診断された小児(n=20)から単離された末梢血リンパ球(PBMCs)が本来有する増殖力に対するパルス電磁界(PEMF)の影響を調べた。PBMCsへのPEMF(7Hz、30mT)刺激は1回4時間で、24時間間隔で3回実施した。ばく露終了後、細胞をアネキシンVおよびプロピジウムイオダイドで二重染色してフローサイトメトリにより細胞の生存率を測定した。その結果、PEMF刺激に3回ばく露した細胞では、アネキシンV陽性およびアネキシンVとプロピジウムイオダイドとの二重染色陽性が増加した;すなわち、増殖中のALL由来PBMCsにPEMFは細胞死を誘導した、と報告している。
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