この研究は、著者らが先行研究で開発した3D地理空間モデルNISMap(このモデルで、無線周波電磁界(RF-EMF)の屋内および屋外ばく露レベルによりその位置の分類が可能であることを示した)の拡張を検討した。携帯電話基地局からのRF-EMFへの個人ばく露の代替指標として自宅屋内RF-EMFばく露レベルを推定するためにNISMapを用いることの適切性を評価した。個人ばく露計(EME-SPY 121)を用いて、携帯電話基地局RF-EMFへの個人ばく露を24時間測定した(n=93)。各個人が記した日記から、自宅内および寝室で過ごした時間の測定データを抜き出した。NISMapを用いたモデル推定値と24時間の測定値を比較した。その結果、スピアマン相関係数は、24時間中では0.36、在宅時間中では0.51、寝室滞在中では0.41であった;高ばく露群のカットポイントにばく露分布の90パーセンタイル値を適用した場合の特異度は0.9、感度は0.3であった、と報告している。
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