[MRIのRFドシメトリ用計算ツールの実験ファントム測定値との比較による評価] tech./dosim.

Assessment of computational tools for MRI RF dosimetry by comparison with measurements on a laboratory phantom

掲載誌: Phys Med Biol 2015; 60 (14): 5655-5680

この研究は、MRIの送信コイルの周波数での無線周波RFドシメトリの信頼性および正確性を定量的に示すことを目的として、シミュレーション計算に用いられる4方法をファントム測定値との比較により評価した。ファントムは64 MHz、128 MHz、300 MHzでの生体組織電気特性を模擬した液体からなる。比較した4方法は、有限差分時間領域(FDTD)法、有限積分法(FIT)、境界要素法(BEM)、有限要素法と境界要素法のハイブリッドアプローチ(FEM-BEM)である。その結果、FDTDおよびFITは同じような結果となり、FEM-BEMの結果ともよく一致した:BEMは、他の方法に比べやや結果が劣っていた;測定値との乖離は10−30%の範囲であった、と報告している。

ばく露