[パレスチナのヨルダン川西岸地区のヘブロン市での屋内無線周波放射による公衆のばく露] tech./dosim.

Public exposure from indoor radiofrequency radiation in the city of Hebron, West Bank-Palestine

掲載誌: Health Phys 2015; 109 (2): 117-121

この研究は、ヨルダン川西岸地区の主要都市であるヘブロン市において、無線周波RF放射源からの屋内ばく露レベルを測定した。測定対象とした放射源は、FMおよびTVの放送局携帯電話基地局コードレス電話(DECT)、無線LANWLAN)である。電力密度の測定を343ヵ所で実施した。その結果、全ての測定箇所での最大の測定値は2.3×10-2Wm-2であり、この値はばく露比では0.01に相当する;全ての発生源からの総ばく露量の平均は0.08×10-2Wm-2であった;種々の発生源の総ばく露量への寄与率は、FMラジオ46%、GSM900基地局26%、DECT電話15%、WLAN 9%、未知の発生源 3%、TV放送1%であった;屋外のRF放射源が公衆の屋内ばく露の73%に寄与している、と報告している。

ばく露