この研究は、緑膿菌のバイオフィルムの根絶方法として磁界の応用を検討した。イン・ビトロ実験で、エアロゾル化磁性ナノ粒子（MNP）およびシプロフロキサシン（Cipro）の単独あるいは併用と種々の磁界ばく露（一方向静磁界、切替静磁界、振動磁界、静磁界+振動磁界）の有無との組合せについて、24時間ばく露による抗バイオフィルム効果を評価した。その結果、磁界の単独ばく露で、バイオフィルムの代謝およびバイオマスは有意に低下した；MNP／Ciproの単独あるいは併用と磁界ばく露との組合せでは、切替静磁界において代謝およびバイオマスの最も大きな低下を示した、と報告している。
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