<結果> (1)送電線など電力施設近傍の居住への影響 米国,英国,スエーデンの研究6とを評論し,一部の研究(Wertheimer等)では白血病の危険が増加することを示唆するとしながらも,それぞれの研究の難点を指摘して,ガンの危険度と電気施設近傍の居住との相関は明確でないと結論している. (2)電気技術者など電気関連職業従事者への影響 統計データのみを解析の対象とした相関研究を18ほど参照し,電気関連職種における全白血病の危険比は1.18(95%CI 1.09-1.29)で,18%ほど増加すること(表2),その中でも急性骨髄性白血病の危険比は1.46(95%CI1.27-1.65)であり,全白血病の危険比の上昇の主因と考えられる.
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