[パルス電磁界は術後のインターロイキン1ベータ、疼痛、炎症を軽減する:TRAM皮弁を用いた乳房再建術における二重ブラインド化プラセボ対照試験] med. app.

Pulsed Electromagnetic Fields Reduce Postoperative Interleukin-1beta, Pain, and Inflammation: A Double-Blind, Placebo-Controlled Study in TRAM Flap Breast Reconstruction Patients

掲載誌: Plast Reconstr Surg 2015; 135 (5): 808e-817e

この研究は、TRAM皮弁を用いた乳房再建術を受けた患者(n=32)において、パルス電磁界療法および擬似的療法の疼痛軽減効果を指標とした二重ブラインド化、プラセボ対照、無作為化試験である。疼痛レベルは、視覚的アナログ尺度(VAS)、鎮痛剤使用、創傷浸出液(量およびインターロイキン1ベータ濃度)により評価した。その結果、擬似療法群では、パルス電磁界療法群に比べてVASスコアが有意に高く(施術5時間後に2倍、72時間後に4倍)、鎮痛剤の使用も2倍高かった;施術から24時間後の浸出液は、擬似療法群で、容量が2倍、インターロイキン1ベータ濃度が5倍高かった、と報告している。

ばく露