この研究は、ラットの鼻粘膜および粘膜繊毛の輸送機能に対する2100MHzの無線周波放射(RF)の短期ばく露(10日間)および比較的長期のばく露(40日間)の影響を調べた。30匹のウィスターアルビノラットを、短期ばく露群(n=9)、長期ばく露群(n=9)、それぞれの対照群(各n=6)に分け、ばく露群には1日6時間のRFばく露を与えた。ばく露終了後、鼻シンチグラフィにより鼻粘膜の輸送能力を測定し、その後、摘出した鼻粘膜組織標本を透過型電子顕微鏡検査した。その結果、短期および長期ばく露群の鼻粘膜輸送能力は、それぞれの対照群に比べ有意に低下した;組織病理学的異常は、対照群では観察されなかったが、2つのばく露群では繊毛の欠失などの異常が観察され、長期ばく露群での影響の方が大きかった、と報告している。
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