[心拍管理装置とプログラミング装置との通信とGSM携帯電話の電磁干渉:インビボとインビトロの組合せ研究] dev./impl.

Interference of GSM mobile phones with communication between Cardiac Rhythm Management devices and programmers: A combined in vivo and in vitro study

掲載誌: Bioelectromagnetics 2015; 36 (5): 367-376

この研究は、心拍管理装置(CRMs)とプログラミング装置の間の通信にGSM携帯電話高周波信号が電磁干渉を起こすか否かについて、CRMsを装着した患者でのインビボ試験および模擬システムを用いたインビトロ試験を行った。その結果、インビボ試験では、65人の患者中の33人(50.8%)で、GSM携帯電話によりCRM-プログラミング装置間の通信に電磁干渉が起きたが、GSM携帯電話の電源を切ると通信の異常は回復した;インビトロ試験では、700-950 MHzの電磁界でCRMs20台中の18台(90%)で電磁干渉が反復的に確認された;現象としては、プログラミング装置のぺーシングパルス信号の消失などが観察された;CRMs装着患者のGSM携帯電話使用は制限しなくてよいが、プログラミング中は遠ざけた方がよいと報告している。

ばく露