この研究は、インパルス放射アンテナによるサブナノ秒パルスの生体組織内伝搬を数値計算した。アンテナは誘電体レンズと連結した楕円体反射板からなり、200ピコ秒パルスで給電された。数値計算モデルには、半球体の生体組織(導電率0.3-1 S/m、比誘電率9-70)およびリアルな人体頭部モデル(HUGO)の2種類を用いた。その結果、反射板のみのアンテナ、または誘電体レンズを併用したアンテナのどちらでも、人体頭部モデルの組織の不均一性にもかかわらず、モデル内の深さ8cmの位置での1 cm×2 cm×1 cmの体積のスポットに電界が集中にした;また、誘電体レンズに部分的な損失をもたせることで、モデル内電界分布を反転させることができた、などのシミュレーション結果を報告している。
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