[ヒトの大腿骨頭の電磁刺激における電界分布の評価] tech./dosim.

Evaluation of electric field distribution in electromagnetic stimulation of human femoral head

掲載誌: Bioelectromagnetics 2014; 35 (8): 547-558

この研究は、ヒトの無血管性骨壊死電気刺激を与えるために植込まれた双極誘導ねじシステム(ねじの軸穴内に二次コイルが組み込まれている)に関する研究である。ねじの設計パラメータ(ねじの形状、骨頭内でのねじの位置、ねじの絶縁部の大きさ)がねじ周辺の組織磁気的に誘導される電界分布に与える影響を有限要素法で数値計算し、計算値を骨標本での実験的測定値と比較した。その結果、ねじの設計パラメータにより電界分布は明確に変化した;ねじの位置の10mmの違い、絶縁体の長さの4mmの違いで、電界が生じる体積はそれぞれ16%、7%変化した;電位の計算値と測定値の平均の差は、深度5mmで19%、骨頭表面で24%であった、と報告している。

ばく露