この欧州委員会（EC）の報告書は、ECの諮問機関である「新興・新規同定された健康リスクについての科学委員会（SCENIHR）」が、2009年1月公表の「EMFへのばく露の健康影響」、並びに2009年6月公表の「EMFの潜在的な健康影響に関して残された知識の欠落部分に取り組むための研究ニーズと方法論」の2つのSCENIHR意見書（Opinion）を更新した意見書として、ECへ報告したものである。この更新作業においてSCENIHRは、前回の意見書以降に入手された新しい情報を精査し、前回の意見書で同定された重要な知識の欠落がある研究領域には特に考慮を払った。また、生物物理学的相互作用のメカニズム、環境ストレッサへの共ばく露の潜在的な役割を議論した、と述べている。
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