この研究は、あらゆる動作周波数の拡散電磁界における任意の形状および材質の物体の全身吸収断面積を評価するための実験プロトコルを開発した。このアプローチは、拡散電磁界が顕著である実際的環境でのドシメトリにとって特に重要である。この応用として、全身吸収断面積から全身SARの情報を明らかにできる。全身吸収断面積は、モード撹拌残響室で測定したデータを高精度パラメータ推定ツールでデータ処理して得られる。提案したアプローチの確実性は、円柱ファントムにおいて1800MHzで、実験的、数値計算的に検証された。また、この実験プロトコルを実際の人体で、1800MHzでの測定に適用した結果、座位、立位、腕を伸ばした立位での全身吸収断面積は、それぞれ0.95、1.01、1.11m2であったと報告している。
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