[コウキクサの成長およびクロロフィルa蛍光に対する地磁気および強い静磁界の影響] med./bio.

Geomagnetic and strong static magnetic field effects on growth and chlorophyll a fluorescence in Lemna minor

掲載誌: Bioelectromagnetics 2015; 36 (3): 190-203

この研究は、7日間のコウキクサの生育試験中、地磁気(GMF)の低下および上昇を想定した4µTと100µT、その他に150mTの強い静磁界の3通りのばく露を与え、ばく露終了後にコウキクサの成長速度およびクロロフィルa(Chl a)蛍光を測定した。その結果、対照群と比べ、GMF低下群(4µT)では、コウキクサの葉状体部分の成長速度の有意な上昇が見られた;GMF上昇群(100µT)では、成長速度は抑制されたが有意ではなかった;強い静磁界群ではこのような変化は見られなかった;光合成への影響は、4µTおよび100µTでは見られず、150mTはChl a蛍光を増加させる潜在力があるように見えた、と報告している。

ばく露