この研究は、10台の自動車(ディーゼル車3台、ガソリン車4台、ハイブリッド車3台)の超低周波(ELF)磁界(MF)を、同一の制御条件下かつ無視しうるレベルのバックグラウンド電磁界レベル下で測定した。その結果、さまざまな走行条件における、4つ座席のMFの全測定値の平均は、ディーゼル車0.02μT、ガソリン車0.04-0.05μT、ハイブリッド車0.06-0.09μTであった;ハイブリッド車が、平均値、95パーセンタイル値ともに最も高く、0.2μTを上回る測定値の割合も大きかった; 非ハイブリッド車では前の座席でMFが高く、ハイブリッド車では後部座席が高く、特に後部右では0.2μTを上回る測定値の割合が16-69%であった;この測定では、タイヤの回転で発生すると思われる低周波磁界(30Hz未満)を含めなかった、と報告している。
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