この研究は、ミリ波（MMW）放射アンテナ近傍のばく露エリアにおける電界および電力束密度（PFD）の実験的測定に平面走査技術を応用することを検討した。近傍界の電界およびPFDを、アンテナの遠方界平面をスキャンしてサンプリングした平面波スペクトラムから算出した。このような実験的測定の精度は、平面内サンプル点の間隔を小さくすることで改善される。結果として、50GHzアンテナにおいて、アンテナから9波長の距離の平面のサンプリングデータに基づいた実験的測定の結果を数値計算の結果と比較し、両者の差が大きく縮まったことを示している。
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