[線維筋痛症の患者に対する治療としての経頭蓋直流電流刺激:無作為化対照試験] med. app.

Transcranial direct current stimulation as a treatment for patients with fibromyalgia: a randomized controlled trial

掲載誌: Pain 2015; 156 (1): 62-71

この研究は、線維筋痛症の患者(n=48;女性が45人)を無作為に2群に分け、一次運動野(M1)への経頭蓋直流電流刺激tDCS;2mAの陽極tDCS、1回20分間のセッション、5セッション連続)の真の刺激と擬似刺激による治療効果を、痛みストレス、日常生活機能、精神的症状、身体上のQOLの変化により評価した(治療の30日前、治療時、30日後を比較)。その結果、真のばく露群では、小さいが有意な痛みの改善が観察されたが、擬似ばく露群では見られなかった;線維筋痛症に関連する日常生活機能が、擬似ばく露群に比べ、真のばく露群で改善された、と報告している。

ばく露