[母親/胎児モデルでの生体電磁気学的応用研究のための高次シンプレクティック有限差分時間領域法] tech./dosim.

A high-order, symplectic, finite-difference time-domain scheme for bioelectromagnetic applications within the mother/fetus model

掲載誌: PLoS One 2014; 9 (12): e114425

この研究は、母親と胎児妊娠9ヶ月)の単純化したモデル(多層球モデル)に高次シンプレクティック有限差分時間領域(SFDTD)法を適用した生体電磁気学的シミュレーションを行い、1.5Tおよび3TのMRIの無線周波電磁界RF:64および128MHz)によるモデル内の比吸収率SAR)を推定した。さらに、人体防護のため、多層球モデルの表面にプラズマプロテクターとして、厚さ2cmのプラズマ材料(プラズマ周波数3GHz、衝突周波数10GHz)の層を配置したモデルで計算を行った。結果として、プラズマプロテクターを用いることにより母体と胎児のSARが著しく減少した;プロテクターが球モデルを覆う角度は、90度が費用対効果に最も優れる、と報告している。

ばく露