[圧受容器刺激により増強される一酸化窒素の血管拡張応答性:圧反射生理学の新たな側面] med./bio.

Baroreceptor stimulation enhanced nitric oxide vasodilator responsiveness, a new aspect of baroreflex physiology

掲載誌: Microvasc Res 2015; 98: 139-144

この研究は、意識のあるウサギを対象に、頚動脈圧受容体静磁界刺激SMF:350mT、40分間)の前と後に、ウサギの平均大腿動脈圧(MAP)、心拍数(HR)、耳介皮膚微小循環血流の微細光電プレシスモグラム(MPPG)を同時計測した。また、ニトロプルシドナトリウム(SNP:NOの供与体で血管拡張剤)フェニレフリン血圧上昇剤)をボーラス注入して、動脈圧受容器反射感受性(BRS)をΔHR/ΔMAPから計測した。結果として、SMF刺激後にSNPの血管拡張作用は有意に上昇した(MPPGの増加);この効果は、BRSの有意な増加と正の相関をした、と報告している。

ばく露