この研究は、細胞に非接触でナノ秒パルス化電界（nsPEFs）を与える新規の装置を開発した。細胞培養液に接触した電極を介してnsPEFsを伝達する方式では、細胞をその増殖維持には不適当な低導電率媒質内に置かなければならないという問題点があった。この装置は、単ループのアンテナを用いたもので、パルス持続時間6ns程度、電界強度10kV/cmのnsPEFsを自然本来の培養条件下の細胞に与えることができた、と報告している。
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