研究のタイプ: レビュー (医学/生物学の研究)

[高出力超広帯域パルスの生体物質中への浸透と伝搬および生物学的影響:レビュー] review

Penetration and propagation into biological matter and biological effects of high-power ultra-wideband pulses: a review

掲載誌: Electromagn Biol Med 2016; 35 (1): 84-101

この総説は、高出力超広帯域(HP/UWBパルスばく露による生体影響の研究をレビューした。HP/UWBパルスとは、パルス幅ナノ秒、立ち上がり時間ピコ秒のオーダで、強度が約100kV/mのものである。種々のエンドポイントに関する研究(心臓血管系中枢神経系行動遺伝毒性催奇形性、等々;全般に研究数が少ないが、その内の少数の研究が僅かの影響を報告している)、相互作用や組織損傷のメカニズムに関する研究(分子立体構造の変化、化学反応速度の変化、膜の興奮と破壊、等々)、生体組織内でのパルスエネルギーの伝搬や吸収に関する研究(パルス波のエネルギー吸収連続波と同じである、HP/UWBパルスが伝搬させるエネルギーは非常に低いため、吸収されるエネルギーも低い)を解説している。

影響評価項目

ばく露