この研究は、第3世代(3G)VoIP技術での音声通話中の携帯電話の平均RF出力を測定し、併せて、従来のネットワーク上での3G VoCS技術での音声通話中の携帯電話の平均RF出力と比較した。平均放射出力は比吸収率(SAR)と比例するため、これにより使用者ばく露が確認できると考えている。3Gスマートホン3機種(デュアルバンドGSM(900 MHz・1800 MHz)、デュアルバンドUMTS(900 MHz・1950 MHz))を測定対象に、パリで、2011年7月末からの1週間に220回の2分間通話を行った。 携帯電話使用状況を全て網羅するように通話場所を選んだ。通話中、サンプリングサイズ2万回/秒で、放射出力と周波数バンドを測定した。その結果、3GVoIP通話での平均標準化出力は、そのスマートホンの最大出力の0.75%であった;3GVoCS通話では、0.22%であった;いずれも、現在のばく露限度値のSAR値での基本制限を大きく下回るRFばく露である、と報告している。
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