この研究は、近距離無線電力伝送(WPT:動作周波数0.1-10MHz、コイル直径150mm)システムへの人体ばく露を近似的に定式化し、ばく露ガイドライン遵守のための設計パラメータを推定した。定式化したのは、商業化前のプロトタイプWPTの2機種のうちの一つ(出力5W、動作周波数100 kHz)である。他の一つ(定格電流実効値5.4 A、動作周波数6.78MHz)に関しては別の論文で報告済みであるが、総合して検討した。その結果、ばく露ガイドライン遵守の観点から近距離WPTにとって最適な動作周波数は約1-2.5 MHzである、と報告している。
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