[無線周波電磁界にばく露した人体の温度上昇に対する環境悪条件や衣服の影響のモデル化] tech./dosim.

Modeling the effect of adverse environmental conditions and clothing on temperature rise in a human body exposed to radio frequency electromagnetic fields

著者: Moore SM, McIntosh RL, Iskra S, Wood AW
掲載誌: IEEE Trans Biomed Eng 2015; 62 (2): 627-637
RISフォーマットで参考文献をダウンロード

この研究は､作業員に対する1GHzの無線周波電磁界の最大許容レベルである参考レベル値のばく露を受けた人体モデル（完全着衣、高精度解像度、解剖学的不均一性を反映）における温度分布を数値計算した。その際、人体モデルの周囲環境の悪条件（高湿度、高温など）も考慮した。その結果、職業的参考レベルの電磁界は生体組織に熱負荷を与え、体温を上昇させるが、この影響よりも周囲温度、相対湿度、および着衣の種類等の条件による影響の方がはるかに大きい､と報告している。

ばく露